36人が犠牲となった京都アニメーション放火殺人事件の裁判。3回目の7日は、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)への被告人質問が行われた。
「お前ら全部知っているだろう」お前らは「警察の公安部」
まず弁護人から、警察官に確保された際のやり取りが録音された、音声記録に関する質問がされた。音声記録では、犯行の動機などを問われた青葉被告が、「お前ら全部知っているだろ」と話していた。
弁護人「警察官に『お前ら』と話していたが、『お前ら』とは?」
青葉被告「警察の公安部だと思った」
弁護人「どうして公安だと思った?」
青葉被告「火事だったので、まず最初に警察が来ることはない。救急車や消防車が先に来るはずなのに、その割には警察が来るのが早くて、疑問に思った。なので、公安の人ではないかと思った。行動が把握されているかと思った」