女子サッカー「2023-24 WEリーグカップ」はグループステージ第3節が行われました。アルビレックス新潟レディースは9日、ホーム・デンカビッグスワンでAC長野パルセイロ・レディースと対戦し、試合終盤に一度は勝ち越しますが、その後追いつかれ2対2で引き分けました。
序盤からパルセイロ・レディースの高い位置からの守備に苦しむアルビレディース。それでも前半16分には、抜け出したFW道上彩花がシュートを放つと、こぼれ球にFW石淵萌実やMF上尾野辺めぐみが詰めますが、決められません。
すると前半31分、ペナルティーエリアでパルセイロ・レディースFW上田莉帆を倒してしまいPKを与えると、これを決められて先制点を奪われます。
アルビレディースは前半終了直前、右サイドを抜け出したFW道上が持ち込んでシュートを放ちますがポストを叩いて、惜しくもゴールならず。ビハインドのまま試合を折り返します。
後半スタートからアルビレディースは、DF白沢百合恵とMF滝川結女をピッチに投入します。すると、その2人がすぐに結果を出します。
後半6分、DF白沢からのパスを受けたMF滝川が持ち込んで、ペナルティーエリアの外から左足を振り抜くと、これが決まって同点に追いつきます。
その後は、相手のハイプレスに苦しみながらも、ボールを繋ぐ意識を見せるアルビレディースでしたが、わずかなズレが目立ち、なかなか攻め切ることができません。
それでも後半40分、左サイドのコーナーキックからDF山谷瑠香が頭で押し込み勝ち越しに成功します。
このまま勝ち切れるかと思った後半45分でした。フリーでボールを受けたパルセイロ・レディースFW川船暁海が右サイドから進入し強烈なシュートを放つと、これが決まって同点に追いつかれます。
試合はこのまま2対2で終了し、ホームのサポーターの前で惜しくも勝利することはできませんでした。