新潟市の小学生が稲刈りに挑戦しました。刈った稲は食べるためのコメではなく、あるモノに生まれ変わります。

【記者リポート】
「児童たちが収穫したこちらのコメが私達の日常生活に欠かせないゴミ袋に生まれ変わります」

稲刈り体験をしたのは新潟市の潟東小学校の5年生 38人。

収穫された米は食用米ではなく、ゴミ袋の原料となる「資源米」です。

新潟市は、2050年までに二酸化炭素の排出実質ゼロを目指していて植物を原料としたバイオマスプラスチックの利用を推進しています。

そこで、市では今年度から資源米を原料としたゴミ袋を導入することとなりました。

地元で栽培したコメを原料にした市町村指定のゴミ袋の導入は全国で初めてだということです。

現在はコメを10パーセント配合していますが将来的には25パーセントまで高めたいとしています。

【児童インタビュー】「。いつも食べているお米がゴミ袋になるのが信じられないというか」驚きがあります」

今後、新潟市民がこのゴミ袋を使うと二酸化炭素の排出を10パーセント抑制することができるそうです。

【中原八一 市長】「地球温暖化、環境問題に関心を持っていただくと共に自分たちの」地域で取れるおコメが新潟市のゴミ袋にもなるんだということを強く感じていただければと思っています」

市は来年度以降、20リットル容量の指定ゴミ袋として販売する予定です。