無免許運転を繰り返したとして道路交通法違反の罪に問われている富山県の滑川市議会・前議長の裁判が、8日富山地裁で始まりました。これまでの取材で無免許運転は「1回」だとしていた前議長は、法廷で無免許運転を繰り返していたことを認め、「わずかな距離だからいいと思った」と話しました。

髙橋久光被告:「正確には分かりませんが無免許運転を10回ぐらい繰り返していた。わずかな距離だからいいと思った。気持ちが安易でした」

8日の初公判で、無免許運転についてこう述べた滑川市議会の前議長・髙橋久光被告(75)。3月の取材に対しては…。

記者:「反省していますか?」
髙橋被告:「なんや」

道路交通法違反の無免許運転と事故不申告教唆の罪に問われている髙橋被告。起訴状などによりますと、髙橋被告は2022年9月、滑川市の市道を無免許で運転したほか、それ以前の1月にも無免許で運転し、追突事故にあいましたが相手の運転手に対して警察に届け出ないようそそのかし、自身も通報しなかったとされています。

滑川市議会の議員を9期、33年にわたって務めた髙橋被告。2022年10月に問題発覚後、無免許運転を認め、議員を辞職しました。その時の報道陣の取材に対して…。

記者:「無免許運転は1回だけだったと認識はありますか」
髙橋被告:「まあ1回は1回でそれは間違いありません」


報道陣の取材に対し、無免許運転は1度だけと繰り返して述べていました。