東京・明治神宮外苑の再開発について、ユネスコの諮問機関、イコモスが緊急要請を出し、事業者や東京都に計画の撤回などを求めました。

イコモスは7日、明治神宮外苑の再開発をめぐり、緊急要請「ヘリテージ・アラート」を出しました。

アラートでイコモスは、神宮外苑について、「市民の寄付とボランティア活動などによって作られた、世界の公園の歴史上類を見ない優れた文化遺産だ」と評価。再開発により、「100年にわたり育まれてきた森が完全に破壊される」と指摘しました。

その上で、三井不動産や明治神宮などの事業者に対し、再開発事業の撤回を要求。事業を認可した東京都に対しては、都市計画決定の見直しと、環境への影響を評価する「環境アセスメント」の再審を求めました。