9月の「がん征圧月間」に合わせ、がん撲滅に貢献した個人、団体をたたえる「松岡良明賞」の贈呈式が岡山市北区で行われました。

受賞したのは、25年にわたって胃がん治療に尽力した岡山済生会総合病院の高畑隆臣さんで、山陽新聞社会事業団の松田正己理事長から表彰状と賞金の目録が手渡されました。

高畑さんは1998年から約1300例の胃がん手術に携わるとともに、約4千の症例を20年かけて詳しく調査。進行がんに対し、ある一定のパターンを発見し、症例によって手術と化学療法の併用が効果的であることを導きました。

(岡山済生会総合病院 総合診療科 高畑隆臣 さん)「嬉しさというよりは、本当にこんな僕でいいんかなという、これからも一つ一つ地道に取り組んでいきたい」

高畑さんは、今後、へき地医療にも力を入れていきたいと話しています。