今年7月に県内で初めてとなる線状降水帯が発生するなど、豪雨災害が相次いだ富山県では、県議会9月定例会が開会し、豪雨災害の復旧費などを盛り込んだ一般会計で210億円近くの補正予算案が提出されました。新田知事は一日も早い復旧を図りたいとしています。



新田知事は、8日の提案理由説明で、6月から7月にかけて県内で起きた豪雨災害対応について次のように述べました。

新田知事:
「被災箇所の復旧等につきましては公共事業・県単独建設事業を大幅に増額し、道路、河川、農地等の一日も早い復旧を図るとともに河川の護岸改修・浚渫等の災害未然防止対策を進めます」

提出された9月補正予算案は一般会計で210億円近くにのぼり、国の補助を受けて行う土木公共施設や農地農業用水路などの復旧工事にあたる「災害公共事業費」が119億円余りと、1975年以降、過去最大規模となっています。

富山県議会9月定例会は9月29日までで、12日の代表質問から論戦がスタートします。