広島市の食堂運営会社が突如、破産手続きを進めている問題で、波紋が広がっています。岡山市の高校でも、きょう(7日)新たに食堂が閉鎖され、学校が弁当の持参を求めるなど影響が出ています。

(佐藤大祐記者リポート)
「岡山市中区の操山中学校・高等学校です。生徒や教員が利用していた食堂はきょう、閉鎖されました」

きのう(6日)までは通常運営されていたという食堂ですが、きょうはカギがかけられ、誰の姿もありませんでした。

先日、破産手続きを進めていることが明らかになった広島市の食堂運営会社「ホーユー」。きのうまでに、食事を提供する全国の約150施設のうち、約半分への提供を停止していて、岡山操山中学校・高校も食堂を閉鎖せざるを得ない状況となり、きょうから当面の間、生徒には弁当の持参や校内でのパンの購入で対応してもらうことが決まったといいます。

いまのところ目立った混乱はありませんが、学校側は戸惑いを隠しません。

(岡山操山高校 谷川淳副校長)
「学校としてはただ当惑している。どうしてこんなことになったんだろうと。今後の対応についてはPTAの方と相談していこうと思っています」

岡山・香川では、岡山操山中学校・高校以外にも、香川県の三木高校と琴平高校で食堂での食事の提供が停止されたほか、津山高校と津山工業高校の寮でも食材のストックがなくなり次第提供が終わる見通しで、影響のさらなる拡大が心配されています。