鹿児島県の日置市に、自分たちで育てたお米のおにぎりや地元食材を使ったランチなどを提供する新たな交流拠点が誕生しました。オープンさせたのは、地域に恩返しをしたいと、ことし1月に鹿児島にUターンした女性です。
今月1日に日置市日吉町にオープンした「ひよし吉日」。日吉町で「吉い日を過ごせるように」と願いを込めて名付けられた地域交流・活性化の拠点です。
中にはカフェがあり、地元の食材を使ったランチやスイーツ、オリジナルのコーヒーなどを楽しむことができます。
1番人気は、地元で採れた野菜をたっぷり使った味噌汁や米粉で揚げたからあげ、その日の具材から好きなおむすびを選べる「えんむすび定食」。おむすびのおすすめは、日置市で獲れたちりめんを合わせた「ちりめん山椒」です。
(レポーター)「甘い醤油で炊いたちりめんの中から、ふわっと山椒が香ります。ごはんもふっくら炊けていて、おいしいです」
おむすびに使われているお米は、社会福祉法人・日置福祉会の利用者や職員が育てた自家製の「えんむすび米」です。料理の味付けも幅広い世代の人に愛されるよう考えて作られました。
(日置市内から)「子どもの体にも良さそうな食事で、おいしそうに食べてくれるから、連れてきて良かった」
「(子ども)からあげがめっちゃおいしい」
「その地域のものなので、安心して食べられる」
(鹿児島市から)「汁もあっさりしていておいしいし、からあげも米粉を使っていると聞いたが、サクッとしていておいしい。みんなで行こうとなるから、こういうお店が増えてほしい」
「ひよし吉日」をオープンさせた東りなさん(25)です。鹿児島市内の高校を卒業後は東京の大学に進学し、東京の出版社や結婚相談所で働いていましたが、ことし1月に鹿児島Uターン。鹿児島市出身ですが、小さいころから縁があった日置市を拠点に選びました。
(東さん)「小さいころから日置には馴染みがあって、地元の人にお世話になりながら大きくなったので、本当に日置に住んでいる皆さんが大好き」
東さんは社会福祉法人を運営している父親の仕事の関係で、幼いころから日置市で過ごす時間が多く、お世話になった地域に何か恩返しができないか考えていたといいます。
(東さん)「店の母体が日置市に知的障害者を支援する施設を運営していて、そこでお米を育てていたが、そのお米で何かお世話になっている地元に恩返しできたらと思い、お米を使った定食や米粉を使ったお菓子とか、鹿児島・日置の美味しいものを発信していければというコンセプト」
鹿児島の食などの「よかもん」に触れて興味を持ってほしいと、「ひよし吉日」には鹿児島で作られた食品や雑貨が並ぶコーナーや、地元の生産者を応援する野菜の無人販売コーナーも設けました。
(東さん)「鹿児島や日置のよいものや、地元の生産者が育てているおいしい野菜、B級品でなかなか市場に出す事ができないものも、人が集まりやすいカフェに併設すると手に取る機会が増えるのかなと思い、1つの空間に集めた」
地域の人たちからもらった意見も反映させながら作り上げ、まもなくオープンから1週間を迎えようとしている「ひよし吉日」。最初は不安もあったものの、すでに手ごたえも感じているといいます。
(東さん)「うちを通して、いろんなご縁を繋いでいけているという実感がオープン3〜4日目にしてあるので、この輪がどんどん広がっていければうれしい」
今後はシェアスペースを利用してイベントなども企画し、より多くの人の交流が生まれる地域活性化の拠点を目指します。
(東さん)「小さいお子さんからお年寄りまで、いろんな人が気軽に参加できるイベントを展開したい。日置全体でよい時間を届けられるようになっていけたら」
「ひよし吉日」は、日置市日吉町の日吉学園前で、午前10時から午後5時まで営業していて、火曜日が定休日です。
注目の記事
“幸せを呼ぶ青いアマガエル”見つかる なぜ青い?その理由とは… 「自分は緑になっている」と思いこんでいる? ちょっぴり悲しい側面も 発見者には実際に“ラッキーな出来事”も!?

【見た目問題】「“普通”に憧れ続けた」口唇口蓋裂の52歳男性 口元隠した過去を乗り越えて 「中身が好き」と言える妻と掴んだ幸せ 富山

【高校野球】和歌山南陵高校“たった一人の3年生”が駆け抜けた最初で最後の夏 閉ざされかけた野球の道…校歌の歌詞『一歩前へ』胸に踏み出し見えた景色「この仲間とできて、最高でした」

「理論の限界」と言われた台風予測がAIで激変 気象庁研究者が語る最前線 “珍しい進路”にも対応

【みんな困ってない?】「手持ち花火」できる場所は?公園・河川敷は原則禁止 手続きで可能な“意外な場所”とは

「神様、私を狂い死にさせてください」 信号無視による事故で中学1年生の娘を失った母 事故直前の娘を映した映像にのめりこむ日々【前編】









