現地時間4日、第80回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で、濱口竜介監督の最新作「悪は存在しない」がワールドプレミア上映され、上映後には8分間にも及ぶスタンディング・オベーションとなりました。
濱口監督は、音楽の石橋英子さん、出演者の大美賀均さん・西川玲さん・小坂竜士さん・渋谷采郁さんらと参加しました。過去「ドライブ・マイ・カー」では監督と共同脚本を務め、第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞を獲得した濱口竜介監督の注目度は高く、前後の会見や取材さえも熱気に溢れ、とくに上映時はラストシーンまで緊張が途切れることがなく、その後は大喝采で一気に沈黙が破られたとのことです。
上映後の取材で濱口監督は「イタリアという土地柄か企画当初では思いもよらないほど非常に暖かく、情熱的に迎えてもらいありがたく思います。」と答えていました。
またプレス会見で濱口監督は、今作の成り立ちについて説明。かつて「ドライブ・マイ・カー」で音楽を務めた石橋英子さんからの依頼で、音楽ライブの映像を制作することになりましたが、濱口監督自身の作り方として、まず劇映画を作り、それを元にして音楽用の映像にするという取り組みになりました。その中で「劇映画」として仕上がったのが、今作「悪は存在しない」ということです。
監督は「悪は存在しない」というタイトルについて「そんなに含みはない」「この映画をご覧になった人が実際に悪が存在するかどうかを感じるのはお任せします」とする一方、「(様々な問題の)解決には対話が必要だが、しかし今の社会は対話を尊重しておらず、それを映画にした」とも答えていました。
今作でコンペティション部門の賞を獲得することになれば、濱口監督はベルリン・カンヌに次ぐ「世界三大映画祭」の全てにおける受賞を果たすことになり、期待が高まります。
映画「悪は存在しない」は2024年全国公開の予定です。
【担当:芸能情報ステーション】














