富山市の住宅密集地で起きた4日夜の建物火災について、警察と消防による実況見分では、火元はカセットコンロや灰皿があった3階の洋間とみられることがわかりました。

この火事は4日午後7時20分ごろ、富山市久方町のアルバイト店員の女性(48)が住む建物から火が出たもので、およそ2時間後に消し止められました。

警察によりますと、女性は一人暮らしで出火当時は外出しており、火事によるけが人はいませんでした。

現場は、富山市の奥田小学校近くの住宅密集地で、消防車が15台出動するなど一時騒然としました。

警察と消防は5日朝から実況見分を行い、これまでの調べで、最も激しく燃えている3階の洋間が火元ではないかとみています。焼失面積はおよそ78平方メートルの半焼であることもわかりました。

3階洋間にはカセットコンロや灰皿があり、警察と消防は引き続き、当時の状況を詳しく調べています。