36人が犠牲になった京都アニメーションの放火殺人事件で、殺人などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の初公判が9月5日に始まりました。

初公判に関する記事をまとめてお伝えします。

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「妄想一言では片付かないでしょう、納得できない」傍聴終えた遺族 京アニ事件初公判

初公判を傍聴した遺族の1人が、閉廷後、取材に応じました。

「すこしだけでもいいので耳を傾けていただけたら」と前置きして、寺脇(池田)晶子さんの夫は裁判の印象を話し始めました。

京アニ放火事件 初公判が閉廷「今後、青葉被告から謝罪の言葉や説明を聞きたい」

青葉真司被告は、明日(6日)の開廷時刻を裁判長から伝えられると、静かにうなずいて応じ、車いすを押されて法廷を後にする際は、弁護団1人1人に会釈して退廷しました。

『妄想に取りつかれた犯行』か『恨みによる復讐』か…争点は刑事責任能力 京アニ事件

弁護側は、アニメ監督のブログやテレビに放映されていた京都アニメーション作品を見て「自分のアイデアが盗まれている」という妄想に取りつかれたことなどが犯行につながったと指摘しました。

これに対して検察側は冒頭陳述で次のように述べました。

「精神状態が犯行に影響したのではなく、被告のパーソナリティが現れたもので、完全責任能力がある。筋違いの恨みによる復讐だ」

「こんな凄惨な事件は初めて」現場に駆け付けた経験35年の消防隊員 京アニ事件裁判

(読み上げられた消防隊員の供述調書)
「現場に到着した時点で普通の火事ではないことは容易に分かった。昼間の火事にしてはあまりに早く燃え広がっていた。私は35年間消防隊員をしているが、これほど凄惨な事件は初めてだ。36人が亡くなるほどの火災になったのはガソリン放火によるものと考えられる。あまりに火が早く燃え移るので、防火によって防げるようなものではない」

「気が付いたら服や体が燃えていた」「犯人と鉢合わせ」生存者の証言 京アニ事件裁判

午後からの裁判では、生存者の証言などが明らかになりました。検察側は、事件当時1階にいて、建物から抜け出した生存者の供述調書を読み上げました。

「私はすぐに窓から外に逃げようとした。とっさに鍵を開けて出ようとしたが、バランスを崩して転ぶようにして外へ出た。そこで、自分の服や体が燃えていることに気が付いた。頭は熱く全身に痛みを感じた。なんとか火を振り払おうとして火が消えたが、服がほとんど焼けて肌が露出した状態になった」

全身93%やけど青葉被告を治療…元主治医「司法の場に出すため生かさないといけない」

予測死亡率95%と言われた青葉被告のやけどを治療した上田敬博医師は何を思っているのでしょうか。初公判の前日に心境を聞きました。

【初公判ドキュメント 5日午前】京都アニメーション放火殺人事件「京アニが好きだった青葉被告が何語るのか、同じファンとして直接聞きたい」傍聴券の倍率14倍 車いすの青葉被告は小さい声で「そうするしかなかった」

青葉真司被告の初公判、5日午前の様子を時系列で振り返ります。

青葉真司被告『完全責任能力』『心神喪失・心神耗弱』検察と弁護側の主張 京アニ事件

殺人などの罪で起訴された青葉真司被告の初公判が9月5日10時半から始まり、青葉被告は「私がしたことに間違いありません」と起訴内容を認めました。また、被告の弁護人は「心神喪失だった」として無罪を主張しました。

【12:00速報】“10年かけた渾身の力作”落選で恨み…検察側が指摘 青葉被告の経歴

完全責任能力を主張した検察側から、青葉真司被告の幼少期からの経歴や本人のパーソナリティの形成に触れながら説明されました。

「被告にとって起こすしかなかった事件」弁護側は『心神喪失』を主張 京アニ放火事件

検察は「筋違いの恨みによる復讐」と指摘しました。

青葉真司被告の弁護側「心神喪失」検察側「筋違いの恨みによる復讐」京アニ放火事件

検察官が起訴状を読み上げた後、認否を尋ねられると、「私がしたことに間違いありません」「事件当時はそうするしかないと思っていた」「たくさんの人が亡くなるとは思っていなかった」などと述べました。この際も声は非常に小さく、裁判長から聞き直される場面もありました。

青葉真司被告『たくさんの人が亡くなるとは思わなかった』…京アニ事件 初公判始まる

青葉被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、「事件当時はそうするしかなかったと思っていて、たくさんの人が亡くなるとは思わなかった」と述べました。

【10:45速報】青葉真司被告は起訴内容を認める 弁護側は『心神喪失』無罪主張

青葉被告は「起訴状に書かれていることは間違いない、そうするしかなかった」などと、小さい声で話しました。

【10:35速報】青葉真司被告が車いすで法廷へ 丸刈り・ジャージ姿 京アニ事件初公判

午前10時33分に青葉被告が車いすで法廷内に現れました。上下青のジャージ姿で丸刈り、マスクをしていたということです。マスクをしていたため表情をうかがい知ることはできなかったものの、廷内がシーンとした空気に包まれました。

【10:20速報】「(青葉被告を)見ないといけないなというのが正直な気持ち」遺族語る

寺脇(池田)晶子さんの夫が、京都地裁へ向かう車中で、事件から4年と、裁判への思いを語りました。

【10:00速報】青葉真司被告を乗せたとみられる車 京都地裁に入る 京アニ事件初公判

36人が死亡「京アニ放火事件」きょう初公判 最大の争点は『刑事責任能力』の有無か

刑事責任能力の有無が争点とみられ、143日間に及ぶ異例の長期審理となります。

【9:00速報】異例!京都御所に傍聴席求める列 整理券の配布開始 京アニ放火事件

裁判の傍聴席を求める人の列が、京都御所の中にできていました。通常は、京都地裁内で実施されるため異例のことです。

迎える初公判...青葉真司被告の半生 京都アニメーション放火殺人事件前の『もう一つの事件の捜査資料』を独自入手