ミャンマー軍のクーデターで刑務所に収監された民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チー氏について、アメリカメディアは「健康状態が悪化している」と報じました。

アメリカの国営放送「ボイス・オブ・アメリカ」は3日、ビルマ語版の記事で、78歳になるスー・チー氏について、「刑務所内で意識がもうろうとしたり、吐き気をもよおしたりするなど、健康状態が悪化している」と報じました。

スー・チー氏は、歯の痛みなどが原因で食事ができない状態になっているとみられ、外部の医師による診察を要望したものの、軍側が拒否したとしています。

スー・チー氏は、おととしのクーデター後に汚職などの罪で合わせて33年の刑期を言い渡されましたが、軍は先月、刑期を6年短縮する減刑の恩赦を与えていました。

スー・チー氏をめぐっては、7月にタイの前外相が軍政側の許可を得て面会したことを明らかにし、「スー・チー氏の健康状態は良好だった」と述べています。

また、イギリスメディアなどは、“スー・チー氏が刑務所から政府関連施設に移送された”とも報じていて、スー・チー氏の処遇をめぐる様々な憶測が広がっています。