双方が持ち時間を使い切り、早指しとなった激戦。藤井聡太七冠(21)が、前人未到の8冠を目指す将棋の王座戦は、第1局から見応え十分の対局になり、150手で永瀬拓矢王座(30)の勝ちとなりました。

藤井七冠が王座戦に初戦から3連勝すると、8月27日、藤井七冠の地元愛知県の名古屋マリオットアソシアホテルで行われる勝負で、8冠制覇だったんですけれども、それはなくなりました。

でも将棋ファンとしては、もつれ込む名勝負をきっと見たいでしょうから、これはこれで楽しみが増えたと考えられます。

大量のゼリー飲料 まるで“給水所”

今回印象的だったのが、食べ物と飲み物。対局中にすごく気になったのが、永瀬王座の飲み物のペットボトルと、ゼリー飲料がもう山積みで、“給水所”みたいになっていたんですよね。

名物カレーのパワーか?

永瀬王座と藤井七冠は、31日どんな食べ物を食べたのか、“勝負めし”を見てみると、2人ともお昼は舞台となった旅館名物の「陣屋カレー」を食べて、そして“ おやつ”もしっかりケーキまでついて、豪華です。

続いて夜を見ていただきたいんですが、永瀬王座は昼に続いて、同じカレーを食べました。カロリー摂取量がすごいと思うんですけど、このエネルギーを全部、藤井七冠を倒すために使ったのかと思うと、本当に気迫の表れのようにも感じます。