厚生労働省は全国の医療機関に支払われた医療費が昨年度、概算で46兆円にのぼり、2年連続で過去最高になったと発表しました。新型コロナの流行で患者の数が増えたことが主な要因だということです。

厚労省によりますと、昨年度の医療費は概算で46兆円で、前の年度から1.8兆円増え、2年連続で過去最高を更新しました。

このうち、主な病名が新型コロナと診断された人の医療費は8600億円で、前の年度から倍ほどに増えました。

厚労省は医療費が増加した理由として、新型コロナのオミクロン株の流行が拡大し、患者の数が増えたことを挙げています。