きょう公表された全国の保育園の待機児童数は6年連続で減少し、過去最少となりました。一方で、学童保育の待機児童数は増えていて、子どもたちの放課後の居場所作りが課題となっています。
夏休み中にもかかわらず、子どもたちが遊んでいるのは校舎の廊下です。これは千葉市が小学校の施設の一部を使い、民間企業などに運営を委託している「アフタースクール」です。
親が働いているかどうかに関わらず、希望する全ての子どもが放課後や長期休みの間、利用することができます。
小学1年生と2年生
「楽しい。いろんなことできるから。レゴとか。サッカーとか」
今年4月時点の全国の保育園の待機児童数は2680人と6年連続で減少し、過去最少となりました。一方で、今年5月時点の学童保育の待機児童数はおよそ1万7000人と、去年より1600人ほど増加しています。
「待機学童」の解消に向けて、政府は9年前から学校を施設として利用することを進めていますが、こども家庭庁が所管する「学童保育」は文部科学省が所管する「学校」を使いにくいという課題もあります。
こうした状況に、こども家庭庁と文科省がきのう改めて、全国の自治体に対して福祉部門と教育委員会が連携して学校の活用を進めるよう通知を出したことがわかりました。
千葉市では子どもの体験の機会を増やすため、地域のボランティアの協力も得て、さまざまなプログラムを無料で提供しています。
小学6年生
「こういうイベントとかも作ってくれて、遊ぶ回数が増えて、とても楽しい」
さらに追加料金を払えば、プログラミングなどの習い事も学校の中で受けることができます。
保護者
「最近、家の周りでも遊ぶ場所が少なくなってきているので、こういう広々としたところで、安全な場所で遊んでくれたらいいなと」
放課後の問題に長年取り組む団体の代表は、学校を利用した量の確保とともに質の向上も重要だと指摘します。
放課後NPOアフタースクール 平岩国泰 代表理事
「なかなか公園遊びもできないとなると、子ども達の居場所をみんなで作っていってあげないといけないというのは、私たち大人の責任。子どもたちが活動を選べるようになるのが、一番大事な質のポイント」
注目の記事
「本当は命を失う場所ではなかった」津波にのまれた指定避難所…震災を知らない大学生が被災地で辿る“後悔と教訓”の15年

「私たち家族の楽しい思い出はすべて消え、苦しみや悲しみに変わった」娘を事故で失った小学校の元校長が訴える“命の尊さ” 修学旅行の引率中に「美果が交通事故で死んだ」と連絡が【第1話】

【「公立いじめ」との声も】授業料無償化先駆けた大阪のいま…公立高校の約4割が定員割れ『私立有利・公立不利』の状況は“負のスパイラル”生む懸念【教育アドバイザー・清水章弘さん解説】

“ながら運転”小学生男児トラックにはねられ2年経つ今も意識不明•生涯要介護も…適用されない『危険運転』両親訴え「罪が軽すぎるのではないか」

家族が死刑囚になったーー「殺人鬼の家族と呼ばれようとも」 残された両親と弟、過酷な現実の中で今も生き続ける

3・11午後2時46分発車の仙石線『命を救った判断』あの日の記憶胸に“ビーチサッカー”で目指す姿【東日本大震災15年】









