ウクライナのゼレンスキー大統領は、国産の兵器が「700キロ先の目標に命中した」と明らかにしました。ロシア北西部の空港へのドローン攻撃についてウクライナ側の関与を示唆したとみられています。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ウクライナの新しい武器(の射程)は700キロだ」

ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、SNS上に国産の長距離兵器が「700キロ先の目標に命中した」と投稿しました。攻撃対象は明らかにしていません。

前日にはロシアの6つの州へのドローン攻撃が発表されていて、ウクライナ侵攻開始以降、最大規模の攻撃とみられています。

AP通信によりますと、このうちの1つ、北西部・プスコフ州の空港がウクライナ国境からおよそ700キロで、ゼレンスキー氏の投稿は、空港への攻撃を指している可能性があるということです。

また、ゼレンスキー氏は、ロシアによる侵攻で現在戒厳令が敷かれ、選挙の実施は禁止されているなか、もし来年3月に予定どおり大統領選が行われた場合は、出馬する意向を表明しました。