野村農水大臣は、東京電力・福島第一原発の処理水を“汚染水”と発言したことについて、「言い間違えだった」として全面謝罪して発言を撤回しました。

野村哲郎 農林水産大臣
「それぞれの役所の取り組み状況について、あるいは汚染水のその後の評価等について情報交換をしたということです」

きのう官邸を訪れた野村農水大臣は、福島第一原発の処理水を汚染水と発言しました。この4時間後、野村大臣は岸田総理から指示を受け、謝罪することになりました。

野村哲郎 農林水産大臣
「処理水を『汚染水』と言い間違えたことについて、全面的に謝罪して撤回をしたい。福島県の皆様をはじめ、一生懸命になっている関係者の皆様に不快な思いをさせ、申し訳なかった。なぜそのときに汚染水と言ったのか、私も自分で言ったということを、もう全然記憶になかったものですから」

野村大臣は全面謝罪し、発言を撤回した一方で、発言は「記憶になかった」として辞任は否定しました。