8月31日は野菜の日です。9月1日からスタートする健康に関するキャンペーンを前に、帯屋町商店街を歩いて野菜をもらうイベントが高知市で行われました。

県は生活習慣病の予防などを目的に、5つの分野で健康管理に取り組むキャンペーンを9月1日から展開します。

このキャンペーンをより多くの人たちに知ってもらおうと、高知市の中心商店街で「野菜摂取」と「運動」に焦点を当てたイベントが行われました。参加者は帯屋町アーケード内のおよそ500メートルを往復、1500歩ほどを歩きました。

厚生労働省によりますと1日当たりの歩数の平均値は男性・女性ともに全国最下位となっていて、運動不足の解消が大きな課題となっています。

ゴールした参加者には、1日の野菜摂取量の目標となっている350グラム以上の野菜がプレゼントされました。

(参加者)
「すぐに歩いて、気持ちよく楽しく過ごせました。久しぶりに町を歩いたので楽しかったです」
「(目標値の野菜を)とるようには頑張っていますが、なかなかとれないですね。けっこうたくさんの野菜が・・・高知は野菜がいっぱいあるので食べたいと思います」

県によりますと県内では、全国に比べ壮年期の男性の死亡率が高く、このうち生活習慣病で亡くなった人の割合が55%と半数以上を占めているということです。

このため、県民一人一人がよりよい生活習慣を定着させることが求められています。

(県保健政策課 横山雄哉 主幹)
「『野菜の日』ということで、野菜摂取にかけたイベントにさせてもらったんですが、生活習慣病の予防という観点で、行動を少しでも変えてもらうきっかけになればと思います」

キャンペーンは9月1日から9月30日まで1か月間行われます。県内量販店など251店舗とタイアップしていて、野菜を使った惣菜商品を購入することで、さまざまな特典が受けられます。