秋の訪れを告げる『おわら風の盆』が、富山市八尾町で始まりました。去年と同様、前夜祭や深夜の町流しなどを行わない「小さなおわら風の盆」ですが、情緒あふれる調べが坂の町に響いています。

毎年9月1日から3日間、富山市八尾地域で行われる伝統行事「おわら風の盆」。

立春から数えて二百十日の台風到来の時期に、風封じと五穀豊穣を願う民謡行事で、伝統を受け継ぐ八尾町の11の町は、三日三晩歌い踊り明かします。

1日は午後4時ごろから、各町で町流しや輪踊りが始まり、坂の町に哀愁を帯びた調べが響き始めました。

実行委員会はことしのおわらについて、去年と同様、前夜祭や深夜の街流しを行わない「小さなおわら」での開催を決めましたが、今年は金、土、日と週末にかけての開催ということもあり、多くの観光客が見込まれていることから、実行委員会は対応に追われてきました。

初日は午後11時まで各町で街流しが行われる予定です。

チューリップテレビは、おわら風の盆が行われる富山市八尾町の11町内の一つ、「鏡町おたや階段下」からのライブ映像を公式ユーチューブチャンネルでお届けします。配信は9月1日(金)夜7時半からです。