福島第一原発の処理水放出からきょうで1週間。中国が日本の水産物の輸入停止に踏み切る中、岸田総理はまもなく漁業関係者への支援策をとりまとめ、表明します。
けさ、東京の豊洲市場を訪れた岸田総理は、中国や香港に輸出を行っている仲卸業者と意見交換を行いました。
岸田総理
「取引量とか価格とか影響は出ていますか?」
マルツ尾清 桐ヶ谷正裕 代表取締役社長
「25日以来、かなり売り上げ的には香港を中心に輸出をさせていただいてるので。直近で90%マイナスです」
影響が広がる中国による日本産水産物の輸入の全面停止。
北海道の水産加工会社では、中国へ運ばれるはずのホタテが行き場を失う事態となっています。
丸ウロコ三和水産 長谷川憲永 取締役部長
「中国に入らないということで国内の冷蔵庫に一旦倉移して、保管という形になります」
こちらの水産加工会社では、加工したホタテの3割を中国をメインに輸出していました。
丸ウロコ三和水産 長谷川憲永 取締役部長
「輸出向けの製品が作れないということで、会社としては減産せざるを得ない。国内向けに転用していくという風に考えると、国内も入るキャパシティーがあると思うのでかなり厳しい」
きょうの総理の視察でも…
岸田総理
「あ、ホタテホタテ!」
マルツ尾清 桐ヶ谷正裕 代表取締役社長
「はい、これは宮城県。これが殻付きのほう」
岸田総理
「ホタテはやっぱり中国向けが多かったって皆言っていますから、影響は出ているんですね」
マルツ尾清 桐ヶ谷正裕 代表取締役社長
「かなりやっぱり(影響が)出ています」
中国・香港向けに輸出している仲卸業者からは、▼販路拡大に向けた支援や、▼国内での消費拡大の促進、▼輸入規制の撤廃に向けた働き掛けなどの要望を受けました。
岸田総理
「どんな動きがあっても、我が国の水産業者はしっかり守らないといけない。それは強い決意をもって対応しなければならない」
岸田総理は午後、漁業関係者への支援策について関係閣僚と協議しました。
このあと表明する支援策では、▼風評被害対策の基金の積み増しや、▼新たな販路拡大支援、▼加工体制の強化などが盛り込まれる見通しです。
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