台風7号の記録的大雨による鳥取県内の被害額は、234億円以上にのぼり、過去20年で最悪の被害となったことが分かりました。

台風7号をめぐっては、15日に鳥取県に特別大雨警報が出されるなど記録的大雨となりました。県内では土砂崩れや橋の崩落が相次ぎ、一時800世帯以上で1800人あまりが孤立。断水の解消にも時間がかかりました。

鳥取県のまとめによりますと、8月30日時点での台風7号による被害額は、河川や道路など公共土木施設関連で177億円、農地や林道など農林施設関連で56億円、農産物関連で1億円となり、合計234億円以上にのぼっていて、これは過去20年で最悪だということです。被害額は今後さらに増える見通しです。

こうした中、県は本格復旧へ向け、すでに専決処分した35億円を含め、200億円台半ばとなる補正予算を9月議会に提案する予定です。

一方、復旧・復興に向けた動きとして、鳥取市佐治町内を通る国道482号の福園・古市区間について、9月1日早朝から終日通行可能となるほか、平井伸治知事は31日の記者会見で、観光需要喚起のため、三朝町内の対象施設への宿泊者に対し、9月5日から1組あたり1000円のクーポン券を配布することなどを発表しました。

また、今回の災害を教訓とし、防災対策研究会を立ち上げ、今後の災害に備え、専門家を交えて市町村と振り返り、検証や対応策を検討していくとしています。