6週連続の値上がりで15年ぶりの高値となりました。高知県内の多くのガソリンスタンドで、31日からガソリン価格が値上げされました。

このうち高知市北本町のガソリンスタンドでは全油種を5円値上げし、レギュラーガソリンの1リットルあたりの価格は31日から189円となりました。県内のレギュラーガソリンの平均価格は、7月24日から1週間ごとに値上がりしていて、1リットルあたり189円になったのは、2008年8月以来15年ぶりです。

値上げの主な要因として・政府によるガソリン補助金の段階的な縮小・石油価格の上昇・円安があげられます。

相次ぐガソリン価格の値上げに消費者の反応は・・・

(給油に来た人)
「190円になってくると一気に値上げ感が高くなった感じがします。安いところを探すようになるのかなと思う」
「値上がりのタイミングで、あすから(ガソリン価格が)上がりそうという時は、トラック全台給油して帰るように指示が会社からあります。10円は下がってほしい」

これに対し、政府は・・・

(岸田総理)
「10月中にはリッター175円程度の水準を実現したい」

高騰が続くガソリン価格について、岸田総理は30日、9月7日から新たな措置を導入し、10月中にはガソリンの小売価格を1リットル当たり175円程度に抑える考えを表明しています。

また、9月末で打ち切るとしていた電気とガス料金の負担軽減策については、政府・与党として物価高に対する経済対策を新たに策定し、それを実行するまでの間は延長するとしています。