国内の金の小売価格が初めて「1g=1万円」を超えました。円安や「安全資産」として需要が高まる中、今後さらに価格が高騰する可能性もあるということです。解説です。

金の高騰続く 1g 1万円超! 過去最高値を更新

上村彩子キャスター:
国内での金の小売価格が8月29日、1g初めて1万円を超えて、30日は1万50円と過去最高値を更新しました。※田中貴金属工業より

気になるのはこの高騰が今後も続くのかというところです。
経済アナリストの森永康平さんに聞きしました。

そもそも高騰の要因は▼円安、▼中国の不動産バブルの崩壊、▼世界的なインフレなので、これらが続く限りは「安全資産として金の需要も高まり続けて、今後さらに高騰する可能性もある」ということです。

もしかしたら皆さんの自宅にも眠っているかもしれません。
「ブランディア」での買取例を見てみましょう。

少し古くなってしまった▼アクセサリー、▼記念のコイン、▼お守りの中に入っている小判や金の板など。

あなたの家にもお宝が!? 金高騰で高値買い取りも

さらに、本来の機能を失ってしまっているものでも買い取られる可能性もあります。

ジュエリーで▼途中で切れてしまっているもの、▼歪んでいるもの、▼石がなくなってしまったものなど、ジュエリーとしては価値がなくなってしても、金として価値があれば買い取りしてもらえるということです。

(ブランディアでの買取例)
▼壊れた眼鏡のフレーム=4万8000円(素材が金)
▼片方だけ石がなくなったピアス=2100円
▼壊れたベルトのバックル=85万円

井上貴博キャスター:
森永さんのように「まだ上がる」という方もいれば、金利が上がっていくとアメリカとかヨーロッパは実際に金から金利が上がれば債券の方にお金が流出するので、ある程度頭打ちになるという方もいる。

南波雅俊キャスター:
専門家によっては1万1000円台に行くと言ってる方もいますから。でも2020年のコロナ前は6000円弱ぐらいだったじゃないですか。