高松市のことでんは踏切を遮断機が下りない状態で列車が通過する事案が相次いだことを受けて、辞意を示した真鍋社長の後任に専務の植田俊也氏の就任を決めました。

植田俊也氏の社長就任はきょう(30日)開かれたことでんの取締役会で決まったものです。植田氏は高松市出身の57歳で、1988年にことでんに入り、長年、鉄道事業を中心に業務を行ってきました。

ことでんでは、踏切を遮断機が下りない状態で列車が通過する事案が相次いだことから、新社長に安全対策の知識と経験が豊富な植田氏を起用することにしたものです。

植田氏は「踏切インシデントの再発防止に向け、抜本的な対策として新たな安全システムの導入に向けた準備も進めたい」などとコメントを発表しています。なお、前社長の真鍋氏は代表取締役としてグループの経営管理などを行うということです。