「川の水が真緑になっていました。川の表面に藻がたくさんあるのでしょうか」
新発田市に住む50代の女性からBSNのscoop投稿に寄せられた写真です。
異変が起きているのは新発田市を流れる太田川でした。さっそく取材班が現場に向かいました。
【記者リポート】「投稿で寄せられた現場はこのあたりなのですが…

あ!ありました!川が緑色です。

橋の反対側も水面が一面緑色に染まっています」
新発田市 佐々木を流れる一級河川の「太田川」。

その水面が緑のじゅうたんで覆われていました。近くに住む人も初めて見る光景だそうです
【近くに住む人は】「雨が降らないから水が流れないんでこうなっているのかな。こんな緑色になったのは初めて」

見慣れない光景に鳥も戸惑っているようです。水面をよく見てみると…
【記者リポート】「この川、流れがほとんどないんです。それでも少しずつ緑色のものが流れていて、よく見ると植物のようなかなり小さな葉っぱのように見えます」

その緑の植物は、川幅が広い上流では確認できませんが、新発田川に合流する前の川幅が狭くなっている部分で滞留しています。

太田川を管理する県の担当者は異変を聞き、急遽現場を視察。
原因として推測したのが「猛暑」と「渇水」です。

【県新発田地域整備部 荒川弘 副部長】「向こうの岸に草があると思うがその下があいていて草のギリギリくらいまでは(水が)あるような状況。流れが少なくなってしまって水温も高くなってますので、こういった水草が繁茂しやすい状況になっているのかな」

マリンピア日本海に現場の写真を見てもらったところ、写真だけでは植物の種類を断定できないとしたうえで、おそらく『ウキクサ』の一種ではないかということでした。

ウキクサは条件が揃うと勢いよく増え、普段は水の流れに乗って流されていくそうですが川の水位が下がったため水面から出た水草に引っかかっているのではないかということです。

県は、現時点で大きな影響はないとみていますが注意して様子を見ていくということです。
