JR西日本金沢支社は3月10日、来年春に開業する北陸新幹線の金沢-敦賀間の6つの駅の発車メロディーを発表しました。
発表されたのは、石川県の小松駅、加賀温泉駅、福井県の芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅の合わせて6つの駅の発車メロディーです。
小松駅と加賀温泉駅のメロディーは、歌手のユーミンこと松任谷由実さんが作曲し、夫の松任谷正隆さんが編曲しました。小松駅は、乗客が元気になるようなマーチを感じさせる曲となっています。加賀温泉駅は、「加賀」という響きと「温泉」が相まった、雅な日本の風情が感じられるメロディーになりました。
芦原温泉駅は、あわら市出身の作曲家・堀田庸元さんが制作し、竹田川や沸き上がる温泉をコンセプトに、爽やかでエネルギッシュな曲調となっています。
バイオリニストとして活躍する葉加瀬太郎さんが作曲した福井駅の発車メロディー「悠久の一乗谷」は、葉加瀬さんが一乗谷朝倉氏遺跡を訪れた際に感じた風光明媚な景色や谷を吹く風の香りを表現しました。
越前たけふ駅は、現代音楽作曲家の細川俊夫さんが、名産の「越前打刃物」の打撃音に音響合成技術を用いて、ユーモラスなメロディーに仕上げました。
「来い来い敦賀」と名付けられた敦賀駅のオリジナル曲は、新幹線の疾走感を感じさせる明るく爽やかな曲調です。
発車メロディーは2024年春の開業時から使用され、新幹線が発車する際に15秒ほど流れるということです。