
3種目にエントリーし4日間で5レースをこなした田中。800mは逃したが、1500mと5000mの代表切符を勝ち取った。「春先から少し自信を喪失していた分、この経験を忘れずに世界陸上では自信を持って楽しむっていうことを、また完遂できるような、今回の日本選手権を上回るようなレースというか、大会の時間を過ごしたい」。7月の世界陸上へ向け目標を語った。

男子3000m障害で圧巻の走りを見せ、大会連覇で代表入りした三浦は「この1年世界陸上を戦うというところを目標にしてきたのでやっとスタートラインに立つことができたのかなという気持ちです」。国内では順天堂大学に入学して以来不敗だが「世界と戦うために『ここを磨いていかないといけない』というところをこの短い期間ではありますがしっかりと自分なりに仕上げて万全の状態で戦っていければいいかなと思います」と意気込んだ。

走幅跳で2年連続5度目の優勝を果たし世界陸上への切符を獲得した橋岡は、怪我あけで大会に臨み参加標準記録を突破した。「正直ほっとしています。世界陸上ではきっちりけがをなおしきってドーハ(大会8位)よりいい成績を残せるようにまずは楽しんで頑張りたいと思います」と安堵の表情を見せた。
世界陸上オレゴンは7月16日(日本時間)に開幕する。