元秘書への暴行問題で議員を辞職した高野光二郎前参議院議員について自民党本部は29日の党紀委員会で高野氏の離党を正式に決めました。

高野光二郎氏については、去年末、高知市の居酒屋で元秘書を殴打し、出血させた問題が今年6月に発覚。これを受け自民党県連は党本部に除名や離党勧告を含めた厳正な処分を求めたほか、高野氏本人も6月22日に参議院議員を辞職していました。関係者によりますと高野氏は先週、党本部に離党届を提出したということです。これを受け自民党本部はきょう党紀委員会を開き、高野氏の29日付けの離党を正式に了承したということです。

高野氏の離党を受け自民党県連の中谷元会長は「政治家の出処進退は自らが決めるべきものであり、本日、党本部で離党が承認されたが当然のことであり、自ら離党を申し出て深く反省していることであろう。今後は二度とこのようなことがないように再発防止に努めていきたい」とコメントしています。