四国遍路に訪れる外国人旅行者を増やしたいと、香川県で旅行会社などを対象としたモニターツアーが行われました。
「千手観音が御本尊。7月10日だけ開くんです。年に1回だけ」
モニターツアーで四国霊場第81番札所・白峯寺を訪れたのは、旅行会社の担当者や日本在住の外国人です。ツアーはJR四国などが観光庁の助成を受け、今月(8月)22日から四国4県で行っています。

外国人旅行者が四国遍路で歴史や文化を感じられる「体験型コンテンツ」を作るのが目的で、参加者はガイドや住職の説明を聞きながら、本堂や崇徳天皇陵などを見て回りました。

(ツアーに参加した徳島県在住のアメリカ人)「すごく良かったですよ。境内がきれいで自然なお寺が好きです。雰囲気を楽しめました」

(JR四国 兎子尾豪さん)「スピリチュアルな体験を是非していただきたいと思ってまして、外国から来られるお客様に、そうしたところを感じていただけるようにしていきたい」

モニターツアーは31日まで行われ、JR四国ではそれを元に、10月には旅行商品としての販売をスタートさせたいとしています。
