厳しい残暑の影響で、新潟市内の一部の小学校の授業にも特別な対応がありました。子どもたちを暑さから守るため下校時間を早めたり、体育の授業を延期したりしています。

新潟市中央区の南万代小学校では、25日に夏休みが明けて学校が再開していますが、学校では熱中症警戒アラートを伴う連日の“暑さ”に対応するため、今週いっぱいは下校時間を早め、全学年の授業を午前中の4時間目までにすることを決めました。

4時間目の授業が終わり、給食をお腹いっぱい満喫した後…

【記者リポート】
「午後1時です。給食を食べ終えた子どもたち、普段はこのあと昼休みですが、下校の準備を始めました」


【新潟市立南万代小学校 平山誠校長】
「頭から汗流して登校してくる子や、大きい荷物を抱えてハァハァいいながら来る子らの様子を見て、ますます気温が上がると大変だなと判断しました」


また、この暑さの中で体を動かすのは危険だとして、運動を伴う体育の授業も今週いっぱいは延期することにしました。

夏休みが終わっても続く暑さに、子どもたちは…

【5年生】
「今年は異常に暑い気がします。ママに『水分補給ちゃんとしてね!』って言われています」
「午後の授業が無くなって、いつもより長く遊べるからみんなと遊びたいけれど、熱中症予防のためだから、今回はなるべく遊ばないようにしたい」
「暑くもなく寒くもないちょうどいい気候になって、楽しく運動できるようになってほしい」

【先生】
「帰り道も、気をつけて帰って下さい!」

今日、5年生はいつもより2時間半も早く下校しました。

南万代小学校では、夏休み明けの子どもたちは体調を崩しやすいとして、この一週間を「身体を慣らす時間」にしてほしいと考えています。短縮した授業は、年間計画の中で補えるとして、学習の遅れの心配はないということです。

【新潟市立南万代小学校 平山誠校長】
「全国での痛ましい事故を見ますと、子供の命が最優先ですので、このような厳重な対応を取ることが大切かなと思っています」

まだまだ厳しい暑さが続くと見込まれる新潟県内では、『子どもたちを守るため』に、教育現場も懸命な対応を続けています。