ビールの税率が1缶あたり7円ほど安くなる「ビール減税」まで、1か月あまりとなりました。ビール各社は10月発売の新商品を続々と投入、競争が激しさを増しています。
「かんぱーい」
暑い日が続く中、飲みたくなるのは…やっぱり、ビール。なみなみとつがれたビールジョッキが、次々と運ばれていきます。
サントリーが羽田空港・第1ターミナルの展望台に期間限定でオープンしたビアテラス。
ビアテラスの客
「飛行機を見ながら飲める場所があんまりないので、すごく幸せ」
売られていたのは4月に新発売したビール、「サントリー生ビール」です。家庭向けの販売で競合他社のビールより10円ほど安いため、発売から3か月で販売数量は200万ケースを突破、想定を上回っています。
来年春には飲食店向けの業務用にも投入する予定で、イベント会場などでテスト販売しています。
サントリービールカンパニー 多田寅マーケティング本部長
「これは追い風だというふうに思って」
さらに、追い風として期待するのが10月に控える酒税の改正です。
「ビール」の税率が350mlあたり7円程度下がる一方で、「第3のビール」の税率は9円程度引き上げられ「発泡酒」と同じに…。
「ビール」の需要拡大を見込み、各社は新商品を相次いで投入しています。
キリン 山田雄一執行役員
「今回の酒税改正を機に(お客様が)かなりビールに関心を示されるだろうなと」
きょう、キリンが発表したのはクラフトビールの新商品です。自社で開発した日本産のホップを使用、クラフトビールのシェア拡大を通じてビールの強化を図る考えです。
また、アサヒビールも先週、主力の「スーパードライ」からアルコール度数が3.5%の新たなビールを発表。
アサヒビール 松山一雄社長
「ビールへの回帰という流れに、今までの商品のリニューアルではなく、新しい価値をぶつけていこうと」
一般的なビールよりもアルコール度数を低く抑えることで、普段、あまりお酒を飲まない若者などを取り込む狙いです。
サッポロビールも糖質とプリン体を70%減らした新たな「ビール」を公開。2つの成分を減らしたビールは日本で初めてで、機能性を付けたビールで新たな顧客をつかみたい考えです。
ビール減税まで、あと1か月あまり。各社の熾烈な争いが続きます。
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