甲府市朝気、住宅街の一角にあるのが「駄菓子屋 シマヅ」です。

昭和レトロなステキな雰囲気のお店です。

店主:
ここは私の義理の母が昭和40年くらいから平成20年くらいまでここで駄菓子屋をやっていました。

出迎えてくれたのは店主の島津はるみさん。

かつて駄菓子屋だった場所を一年半ほど前に蘇らせたのです。

店内にはチョコレートやスナック菓子など懐かしいお菓子がズラリ。

そしてこちらのお店、お菓子の隣にはズラリと絵本が並んでいます。

駄菓子屋 シマヅ 店主 島津はるみさん:
ここに絵本を置いて誰にでも読んでもらえるようにしている。駄菓子を買った後にこ子で読んだりとかここで自由にしていただきたいと思っている。

このお店はなんと「本」に出合える駄菓子屋さんなんです!

島津さんが自身の子どもに読み聞かせた絵本や文学集、さらに子どもに人気の「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」など約400冊を用意しています。

島津さん:
長男の(本の)読み聞かせのボランティアを始めて、絵本がいつの間にかたくさん揃ったというのもあって、絵本の楽しさをみんなにわかってもらいたいということで文庫を開きたいと思った。でも文庫だけといっても人が来てくれないような気がして義理の母がここで駄菓子屋をやっていたのでそれを利用するのがいいと思ってそれで駄菓子と絵本を一緒に開くことを考えた。

現在、お店では島津さんが友人とともに月1回ほどお話会も開かれています。

お話会に参加した母親:
「中々ないので親としてもすごくいいなと話せる相手がいるのは。」
「私が小さい頃この駄菓子屋さんに来させていただいていて、やっぱり友達とこういった駄菓子屋さんに来て楽しかった思い出があるのでまたこういうところが復活して嬉しい。」

島津さんは駄菓子屋が子どもたちにとっての居場所に作りにもなればと考えています。

島津さん:
子どもが第三の場所みたいな気軽によってそれでちょっと息抜きとかそんな場になったらいいなかと思う。
ここはいつでも開いていていつでもこれるよっていうのを皆に知ってもらいたいので長くできる限り続けていきたいと思っている。

駄菓子屋シマヅは火・木・土曜日にオープンしています。