こちらは、28日に撮影したむつ市大畑町の養魚場のいけすで育つ、海峡サーモンの稚魚の様子です。心なしか動きが鈍いように見えます。各地で続く厳しい暑さとこれに伴う水不足で、特産の「海峡サーモン」の稚魚に異変が出ています。

むつ市大畑町で海峡サーモンの稚魚を生産している山口養魚場です。連日の厳しい暑さが影響し、7月頃から水源にしている川の水量が減少し、今はいけすに水を誘導するパイプの高さぎりぎりまでの量まで減っています。このことが稚魚の異変につながっていると言います。

※山口養魚場・麦沢智暁さん
「水が少ないので水温も上がっているので、まったく酸素も足らない」

いけすでは、普段から水車を回して水の中に酸素を巡らせていますが、水の量が少ないことで、酸素を求めて稚魚が密集し、酸欠する可能性が高まっています。また、水温の上昇も加わり1日に少なくとも10匹ほどの稚魚が死んでいて、この夏の被害は把握しきれていないということです。

※山口養魚場・麦沢智暁さん
「魚もギリギリなところで生きている状況です。これで、もし水車が止まったら相当死ぬと思います」


山口養魚場では、2021年下北を襲った大雨で養殖していた魚の稚魚のほとんどを失う甚大な被害を受けていて、ようやく再建のめどがたった矢先の被害です。

※山口養魚場・麦沢智暁さん
「被災時を思えばがんばれると思いますが、少しでもいいものをいい状態でお客さんに食べてもらいたい」

ことしの夏の厳しい暑さと雨不足は、下北地方の特産品にも影響が出始めています。