福島第一原発の処理水放出について反発が強まっている中国では、日本に迷惑電話をかける行為が横行し、その様子が次々とSNSに投稿されています。
「モシモシ、英語は話せますか?聞きたいことがある。なぜ『核汚染水』を海に放出するのか?」
中国・河南省で撮影したというSNSの動画には、男性が食事をしながら迷惑電話をかける様子が。また、別の動画では…
「参議院でございます」
「モシモシ。なぜ海に『核汚染水』が排出されたのですか?」
参議院の代表とみられる番号に電話し、処理水放出の理由を中国語で尋ねていました。中国では日本に向けて電話したとみられるこうした動画の投稿が相次いでいます。
これについて北京の日本大使館は中国のSNS上で「犯罪行為だ」と指摘。「商店であれば経済的損失、救急医療機関であれば人命に関わる危険性が高い」として、中国当局に対し、法律に基づいて厳正に対処するよう要請したとしています。
こうした迷惑電話は、福島県内の飲食店や東京都内の公共施設にもかかってきていました。
江戸川区総合文化センター職員 余村亜紀子さん
「本当に訳のわからない単語ですとか、汚い言葉ですとか。全く通常の仕事ができない状況に陥っておりましたので、とても困りました」
東京・江戸川区の施設では、24日の午後から処理水の放出に抗議する内容の国際電話が、中国語や自動音声と思われる日本語などで相次いでいます。
迷惑電話の音声
「あなたたちはなぜ汚水を排出するのか、あなたたちはバカ」
「汚染水を海に放出してバカかお前たち」
また、福島市内で飲食店を経営する男性によると、中国の国番号を表す「86」で始まる番号で、これまでに30件以上着信があったということです。
福島市内の飲食店 店主
「風評的なものがこういったところにも来るっていうのが想像もしていなかった。ちょっと許せない」
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