拉致問題の早期解決を後押しするため、新潟県内全ての市町村長が集まる『北朝鮮による拉致問題に関する新潟県市町村長の会』の総会が開かれ、特定失踪者の家族らも出席して一日も早い問題解決を訴えました。

この総会は、拉致問題の風化を防ぎ、早期解決を訴えるために、2021年から行われています。
今回の総会には“拉致の可能性が排除できない”「特定失踪者」の家族である大澤昭一さんと中村クニさんも出席し、問題解決の第一歩として、国に対して特定失踪者の拉致認定を訴えました。

【大澤孝司さんの兄・大澤昭一さん】
「新潟県警は、物的証拠がないから拉致と認めることはできないの一点張りですが、物的証拠じゃなくて状況証拠を認めてもらえないものか…」

【北朝鮮による拉致問題に関する新潟県市町村長の会 二階堂馨会長】
「まずは政府に汗を見せてほしい。特定失踪者家族のみなさんの訴えをしっかりと受け止めて行う調査や認定も汗の一つだと思う」
会では今後、パネル展の開催・映画の上映・県民集会などを通じ、更なる啓発活動に取り組むとしています。