中山間地域の課題の一つ草刈り作業について住民の負担を軽くしようと、ラジコンの草刈り機を使い、その効果や課題を探る実演会が高知県四万十市で行われました。
こちらが県の補助金を活用して四万十市が導入したラジコン草刈り機です。手持ちの操作機で電波を飛ばして動かします。
中山間地域では集落の過疎高齢化が進み、農地や道路沿いなどでの草刈り作業が課題の一つになっていて、住民たちの負担や労力を出来るだけ軽くしようという目的で導入されました。
24日はこのラジコン草刈り機を使いブシュカンを栽培している畑で実演会が行われました。メーカーの担当者が操作機を手にして使い方を説明し、畑を管理している人が実際に操作をしました。この草刈り機は刈る高さを調整できるほか、刈った草を細かく砕くことができます。
(多機能事業所アオ 伊賀原雅文さん)
「この時期は毎日草を刈らないと追いつかない状態が続きますので、熱中症の心配も少なく機械で扱えるのはすごく助かります」
従来の草刈り機はベルトを首に掛けてハンドルを両手で持ち先の丸いの刃を振るようにして草を刈りますが、この方法と比較して負担や労力が減る効果があるかや課題を検証するということです。
市は、今後希望する地域の住民にこの草刈り機を貸し出して取扱い方を体験してもらうとしています。














