新潟県内では定点当たりの新型コロナウイルス感染者の報告数が前の週から1.33倍に増え、初めて20を超えました。県は今後医療のひっ迫が起こる恐れがあるとして注意を呼び掛けています。
新型コロナウイルスの県内の1医療機関あたりの感染者の数は今週21.07で前の週の15.84から1.33倍に増えました。

入院している人は486人で、そのうち重症者は3人、中等症は46人です。

確保病床の使用率は22日、5類移行後初めて30パーセントを超えました。

県は去年夏の第7波、冬の第8波では病床使用率が30パーセントを超えてから救急搬送が困難なケースが増え始めたとして、注意を呼び掛けました。

【県福祉保健部 中村洋心 部長】「10件以上というような今まであんまりなかった救急搬送困難数になるような状況の直前がだいたい病床使用率30%。それなりのひっ迫の状況に近づいていると考えられる」

また、高齢者施設での集団感染が21件と前の週より増えているということです。

県は基本的な感染対策の徹底のほか、熱中症の患者も増えていることから適正な救急車の利用を呼び掛けています。