10月に任期満了を迎える連合の芳野会長が続投することが決まりました。

連合 役員推せん委員会 伊藤敏行 委員長
「基本的に現行の上三役体制を継続することで、連合運動を引き続き牽引いただきたいという結論に達しました」

おととし就任した芳野会長の1期目の任期が今年10月に終わるのを前に、次の執行部の選定を進めていた連合の「役員推せん委員会」は、中央執行委員会に対し、芳野会長の続投を推薦。これによって事実上、芳野会長の続投が決まり、連合は10月に開かれる定期大会で正式に人事を決める予定です。

芳野会長をめぐっては就任当初、自民党との距離感や野党共闘をめぐる発言が物議を醸していましたが、「役員推せん委員会」は続投の推薦理由として、▼初の女性会長としてメディアでの発信を通じて連合の注目度を高めたことや、▼今年の春闘で賃上げの環境整備を行ったことなどをあげています。

連合 芳野友子 会長
「来期はスピード感を持って、『今』というときに『今』行動できるようなことが必要ではないかなと」

決定を受けて芳野会長は、こう意気込みを語りました。