タイの議会で22日、タクシン元首相派の野党から新たな首相が選出されました。
タイの上下両院議員による首相指名投票は今回が2回目で、タクシン派の「タイ貢献党」が擁立した不動産開発企業の元経営者・セター氏が過半数を獲得し、新首相に選出されました。
今年5月に実施されたタイの下院総選挙では、反軍政などを掲げる「前進党」が第1党となったものの、保守派の上院議員らの反発で首相選出に失敗し、3か月以上、政治的空白が続いていました。
第2党のタイ貢献党は今回、タクシン元首相らが連立交渉の調整役となったことで軍に近い政党とも手を組み、合わせて11党の「大連立」を発足させる見通しです。
そのタクシン氏は22日、国外逃亡してからおよそ15年ぶりに帰国しました。2006年の軍事クーデターで失脚したタクシン氏は汚職などの罪で実刑判決を受けていて、帰国当日に刑務所に収容されています。
ただ、現地メディアは、タクシン派の政党が政権を握ったことで「タクシン氏が国王から減刑の恩赦を受ける可能性が高い」としています。
注目の記事
「息子のあんたが責任を持って殺しなさい」8年間の孤独な介護の末、91歳の母親の命を絶った男性の苦しみ “介護殺人”を防ぐには【news23】

「別腹」は気のせいじゃない…正体は脳と胃が連動して起こる “生理反応” 食べたい誘惑に打ち勝つ!医師が解説

クマ外傷の9割は“顔面”を損傷「鼻を拾って外科手術で…」100例以上診た医師が語るクマ襲撃のリアル「精神的なダメージも深く」後遺症でかすむ日常

【全文掲載】高市早苗総理 初の所信表明演説 物価高対策に経済成長、外交・安全保障など詳しい政権運営方針 人口政策・外国人政策も

「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

名物は秘伝のタレのジンギスカン?招待客の決め方に、今回からの変更点 知られていない園遊会の舞台裏【Nスタ解説】









