タイの議会で22日、タクシン元首相派の野党から新たな首相が選出されました。
タイの上下両院議員による首相指名投票は今回が2回目で、タクシン派の「タイ貢献党」が擁立した不動産開発企業の元経営者・セター氏が過半数を獲得し、新首相に選出されました。
今年5月に実施されたタイの下院総選挙では、反軍政などを掲げる「前進党」が第1党となったものの、保守派の上院議員らの反発で首相選出に失敗し、3か月以上、政治的空白が続いていました。
第2党のタイ貢献党は今回、タクシン元首相らが連立交渉の調整役となったことで軍に近い政党とも手を組み、合わせて11党の「大連立」を発足させる見通しです。
そのタクシン氏は22日、国外逃亡してからおよそ15年ぶりに帰国しました。2006年の軍事クーデターで失脚したタクシン氏は汚職などの罪で実刑判決を受けていて、帰国当日に刑務所に収容されています。
ただ、現地メディアは、タクシン派の政党が政権を握ったことで「タクシン氏が国王から減刑の恩赦を受ける可能性が高い」としています。
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