来年3月に金沢-敦賀間が開業予定の北陸新幹線で、来月からの車両走行試験に向け線路・トンネルなど鉄道施設の検査の様子が公開されました。

建設主体の鉄道・運輸機構と営業主体のJR西日本が行うこの検査は、北陸新幹線金沢-敦賀間の開業を前に車両・運行・営業管理体制などが総合的に機能し、安全で確実に運行できるのかを確認するため行われるものです。

福井駅では鉄道・運輸機構として初となる3Dレーザー測量を用いて、新幹線が走行する空間に接触するものが無いか、あわせて施工面の検査も行いました。

また、鯖江市の第2福井トンネルでは検査員が点検作業車に乗り、コンクリートをハンマーで叩き打音検査を行い、補修箇所がないか目視で確認していました。

鉄道・運輸機構 土井充さん
「車両を入れるということは、これから営業に向けてお客さんの安全性・列車の安定走行に支障がないか、そういった鉄道施設ができているかという確認をする検査」

鉄道施設の検査は来月15日まで行われ、23日からは車両走行試験が始まります。