21日のSBCニュースワイドでは、ムクドリの大群についてお伝えしましたが、今度はツバメの大集団が長野市にやってきたようです。


長野市篠ノ井・横田地区の千曲川河川敷。

夕方6時をすぎると…

大塚記者:
「今、ツバメの集団が、ものすごい数、上空を飛んでいます」


上空200メートルほどのところにツバメの大集団が現れました。

案内してくれたのは、日本野鳥の会・長野支部の中村公義(なかむらきみよし)さん。

中村さんによるとその数はおよそ2万羽!

河川敷のヨシ原をねぐらにしていて、夕方になると集まってくるといいます。

あたりが暗くなるころには低く飛び交うツバメたち。

日本野鳥の会・長野支部 中村公義さん:
「さっきまで(上空を)飛んでいたのですが、一気にねぐら入りした感じがします」

中村さんは、2022年6月にこの場所でねぐらを発見してから観察を続けています。

運が良ければヨシの先に止まるツバメも観察することができるといいます。

日本野鳥の会・長野支部 中村公義さん:
「たくさん集まって情報交換しているなんて話もあれば、外敵から身を守るということも言われています」

中村さんはこの河川敷は、人が入り込めない大きな中州にヨシが多く生えているため、ねぐらにしやすいのではと考えています。


日本野鳥の会・長野支部 中村公義さん:
「こういったねぐらがあるということを地元の人も知らない方が多いので皆さんに知っていただいて、他にもねぐらがあると考えられますので、その発見にも努めていきたい」

ツバメの集団がこの場所に飛来してくるのは今がピークで、繁殖期を終えて10月上旬ごろに南へ渡るまでの間、観察できるということです。