8月下旬にもかかわらず、きょうは東北から九州のあわせて40都府県に熱中症警戒アラートが発表されましたが、9月になっても残暑は厳しく、熱中症の危険性の高い状態が続く見込みです。

気象庁はきょう、9月から11月までの向こう3か月間の天候の見通しを発表しました。

それによりますと、平均気温は地球温暖化やエルニーニョ現象などの影響で、全国的に9月、10月、11月いずれも平年と比較して高くなるか、高い傾向が予想されるということです。

気象庁・異常気象情報センター 楳田貴郁 所長
「特に9月は残暑が厳しいと予想されますので、すでに暑い日が続いておりますけれども、そのあとも熱中症の危険性が高い状態が続くと予想されますので、注意をなさっていただきたい」

気象庁は9月について、猛暑日になる日数が例年よりも多くなる可能性が高いとみているほか、10月についても、前半頃まで気温の高い状態が続く可能性があるとしています。

一方、降水量については、湿った空気や前線の影響を受けやすくなるため、東日本・西日本の太平洋側と沖縄・奄美では、向こう3か月、平年並みか、多くなる見込みだということです。