アルツハイマー病の新たな治療薬「レカネマブ」について、厚生労働省の専門部会が国内での使用を了承しました。今後、正式に承認されれば、アルツハイマー病の原因物質を取り除くための国内で初めての薬となります。
製薬大手の「エーザイ」などが開発した「レカネマブ」は、アルツハイマー病の原因物質とされる「アミロイドβ」が脳に溜まるのを防ぎ、病気の進行そのものを抑える効果が期待されていて、先月アメリカでは正式に承認されています。
この薬について厚労省の専門部会はきょう、国内での使用を了承しました。
対象は、早期のアルツハイマー病の患者に限られます。
今後、正式に承認されれば、アルツハイマー病の原因物質を取り除くための国内で初めての薬となり、保険適用についても議論される見通しです。
エーザイは、承認されれば年内には流通が可能だろうとしています。
エーザイによりますと、最終段階の治験の結果では、この薬を投与したグループは、有効成分の入っていない「偽薬」を投与したグループと比べて、投与から1年半たった時点で症状の悪化が27パーセント抑えられたということです。
国内では、認知症の患者が2025年にはおよそ700万人にのぼると推計されていて、認知症患者のうち、6割以上がアルツハイマー病と言われています。
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