高齢者が自宅に閉じこもることを防ぎ、外出するきっかけ作りを考える座談会が山梨県都留市で開かれました。

座談会の参加者:
普段は草むしりとか、友達が来てお茶飲んだりしてる。

座談会の参加者:
過疎化で年寄りばかりで若い人いない。それだけにやはり寂しい。

都留市で開かれた「お出かけ」をテーマにした座談会です。

外出の機会が減った市内の高齢者など約30人が参加し、お互いの生活ぶりや行政への要望について意見を交わしました。

このなかで、高齢者の外出を促すため、市内の交通アクセスの向上や、脳を鍛える市民講座の復活などを求める意見が寄せられました。

座談会に参加した女性(81):
皆さんの意見を聞けて本当に楽しかった。できればまたこういう機会を是非お願いします。やはり交わり、人間との交わりが必要。

都留市 高齢者支援室 原田彩加さん:
コロナ禍で外出の機会が減った方がすごく市でも多くて、こういう方にとって社会参加の機会が(認知機能低下の予防に)すごく重要。人生100年時代といわれているので、自立して生活できる健康寿命を延ばすことがすごく大事だと思う。

人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は、山梨県と都留市は31.3%で全国平均を上回っています。

社会への参加活動が少ない人は認知機能が低下しやすいとされ、都留市は寄せられた意見を、市の高齢者施策に反映できるか検討します。