高知市の建設コンサルタント会社が、災害発生時に緊急避難場所として活用できる施設を完成させました。

施設を完成させたのは、高知市介良(けら)にある第一コンサルタンツです。

南海トラフ地震などの災害が発生した際、地域住民に一時的な避難場所として役立ててもらおうと、地元の介良野(けらの)自治会と防災協定を結びました。

協定を締結した第一コンサルタンツ社長と介良野自治会


総工費およそ3億5000万円をかけて建てられた施設は鉄骨3階建てで、3階はおよそ270人を収容できる体育室が。2階には食堂や宿泊部屋があり、従業員の厚生施設としての役割も担います。

3階建てで職員の厚生施設の役割も担う
第一コンサルタンツ 右城猛社長


■第一コンサルタンツ 右城猛社長
「地域の方が120~130人と聞いています。(災害時)地域の人全員がここに来て、しばらくは滞在もできます。シャワーやトイレもあります。地域の方々には普段お世話になっていますので、こういったことで貢献できればと思っています。」

こちらは津波浸水区域外ですが、家屋の倒壊や液状化が危惧されていて、地域住民の安全を確保する役割が期待されています。