中国軍は19日、台湾周辺の海空域で軍事演習を開始したと発表しました。台湾副総統がアメリカに立ち寄ったことに対する対抗措置とみられます。
中国軍で台湾を管轄する「東部戦区」の発表によりますと、台湾の北と南西部の海空域で、制海権と制空権の奪取や、対潜水艦の訓練などを行ったということです。
東部戦区は今回の演習について「『台湾独立』勢力と外部勢力が結託した挑発に対する重大な警告だ」と主張していて、頼清徳副総統が南米パラグアイを訪れた際、往路・復路ともにアメリカに立ち寄ったことへの対抗措置とみられます。
中国軍は今年4月、蔡英文総統がアメリカに立ち寄った際も軍事演習を行っており、アメリカへの立ち寄りを口実に台湾に対する軍事的圧力を強化しています。
一方、台湾国防部は中国軍による軍事演習の発表を受け、「理性的ではない、挑発行為だ」と非難。「地域の安全に実質的な侵害をもたらしている」とし、適切な兵力を派遣し対応するとしています。
台湾国防部によると、日本時間の午前10時以降、中国の軍用機のべ42機と艦船のべ8隻が、台湾海峡周辺で活動しているのを確認。そのうち、のべ26機は事実上の停戦ラインとされる「中間線」を越えたということです。
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