ハワイのマウイ島で発生した山火事。死者は111人に増え、まだ数百人の行方がわかっていません。そんな中、最も被害が大きい地域への通行が再開され、JNNのカメラが入りました。
日本時間のきょう未明に通行が再開されたマウイ島西部ラハイナへとつながる道路。
記者
「避難した人に話を伺うと『戦場のようだった』との声をよく聞きましたが、まさに焼野原になっています」
これまでの死者、111人の遺体が見つかっているラハイナ。そこには、火事のすさまじさを物語る風景が広がっていました。
最も被害が大きかったマウイ島西部の町、ラハイナ。
記者
「あちらがラハイナの中心部になります。まだ立ち入ることはできませんが、少し離れたこのあたりも焼野原となっていて、こちら触ってみると炭と化しています」
全焼した車や焼け落ちた建物。火事の大きさを物語る風景が辺り一面に広がり、発生から1週間が経った今も焼け焦げた匂いが立ち込めていました。
記者
「美しい海がある一方で、目をこちらに向けますと悲惨な光景が広がっています。あちらにはブランコがあり、子どもが遊んでいたのでしょうか、人の営みがあったと伝わってきます」
今回の火災では、被害にあった2200の建物のうちおよそ9割が住宅で、4500人が住居を失っています。
記者
「土台を残してすべて焼け落ちてしまっています。また、熱の影響でしょうか、手前のフェンスはひしゃげていますし、奥の植木鉢が溶けています」
今回の火災では、当時、地元当局が警報サイレンを作動させていなかったことが分かっています。そして、そのことが“避難に影響した可能性がある”と指摘されているのですが…。
担当者
「(Q.作動させなかったことを後悔していますか?)いいえ、このサイレンは主に津波からの避難を目的としています。もし作動させていたら住民は高台の山へ、つまり火に飛び込んでいたでしょう」
ただ、サイレンを紹介するサイトには「山火事でも使用され得る」とあり、今後、波紋を呼びそうです。
死者は日々増え続け、最新の発表では111人。行方不明者は数百人にのぼるとされていますが、捜索は被害を受けた地域の38%に留まっていて、被害の全容が明らかになるのには、まだ時間がかかりそうです。
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