17日行われた夏の甲子園の3回戦、岡山県代表のおかやま山陽は西東京の強豪・日大三高を破り岡山県勢として11年ぶりとなるベスト8進出を決めました。
春夏、通算3度の全国制覇を誇る日大三高…好投手・安田を前に、直球を狙い打てと指示を受けていたおかやま山陽ナイン。1回ウラ、1アウト1塁で3番のキャプテン渡邉が低めの直球をねらい打ちます。
打球は左中間を破る2ベースヒットで2塁3塁の好機。続く土井が犠牲フライで1点を先制。きっちりと4番の仕事を果たします。続く2回ウラも安田を攻め立てる山陽。1アウト2塁で打席に立ったピッチャーの西野。またも低めのストレートを一閃。高く舞い上がった打球はレフトの頭上を超えるタイムリーヒットとなり、さらに1点を追加します。
(西野投手の父親)「あたってくれてありがとうっていう感じで、感謝しかないです」
その後、1点を返されるも5回に打線が爆発します。相手のエラーで1点を追加。さらに1アウト満塁で6番の飯田。変化球に手を出すも打球は1塁後方に落ちるラッキーなヒットに。勝利への流れを見方に付けて5対1と日大三高を引き離すと、さらに3塁にランナーで再びピッチャーの西野! この回、一挙4得点の猛打で6対1とします。
相手につけ入る隙を与えず迎えた9回表。ノーアウト1・2塁と日大三高が意地を見せるも、最後は3番手でエースの井川がきっちりと抑え7対2で勝利。岡山県勢として2012年の倉敷商業以来、11年ぶりとなるベスト8進出を決めました。
(西野彰人投手)「すごく嬉しいです。ピッチングは5回までは先頭バッターをぜんぶ抑えることができていたので良かったと思います」
(渡邊颯人主将)「ここまで来たからには、一個でも上に勝ち進んで行くことができるように一戦必勝で自分たちの野球を貫きたい」
目標とする甲子園3勝を果たした「おかやま山陽」。準々決勝はあさって19日、鹿児島代表の神村学園と南北海道代表の北海との勝者と対戦します。