どん底の時から支え続けたパートナーの萌子さん
(原田口貴之さん)「めちゃくちゃ楽ですけど、不便になるパッと動けなくなるので」
原田口さんと去年3月に結婚した萌子さん(27)。がんを告知されたどん底のときからずっと隣で支え続けてきました。

(妻・萌子さん)「わたしデブッチョが好きなんですよ。胃袋もつかまれた。普通は逆ですよね」
5年間の闘病を経て原田口さんは再びシェフの道を歩き始めました。大分市中戸次の古民家を改修し、一度は閉店したイタリアンを8月23日にオープンすることが決まりました。
夫婦の目標がぶれることはない
8月11日から始まった完全予約制のプレオープン。片足のシェフとしてどれだけ店を回すことができるのか見定めます。
(原田口貴之さん)「緊張していますけど、この5~6年間目指していたことをお皿の上で表現できたら」
(お客)「おいしい」「ごはんを食べに来るおいしさもあるけど、2人に会いたくてよく店に来ていたので、今回また店を再開されているのでうれしくて」

(原田口さん)「ぼくも思い出します。うれしいです」
実はこのとき足を痛めていた原田口さん。義足の負担が大きいことを痛感していますが、夫婦2人で理想の店を復活させる目標がぶれることはありません。
(hitoyoshi・原田口貴之さん)「屋号としてhitoyoshi人を良くするということを掲げているので、まずは自分がいいものを提供できる状態を作ってみなさんがそれぞれ好きな感じで楽しく食べていただきたい。そのお手伝いが僕が作る料理だと思っている」
